***31.july.2006
「主な結婚記念日」というのを見ると、地球上の素材の貴重さと対応しているようなので書き留めておく。
1周年:紙
5周年:木
10周年:錫(すず)
15周年:水晶
20周年:陶磁器
25周年:銀
30周年:真珠
35周年:サンゴ
40周年:ルビー
45周年:サファイア
50周年:金
55周年:エメラルド
60周年:ダイヤモンド

親の結婚記念日を子供が祝う、絵に描いたような平和。
そんな照れくさいことでも、両親揃っている間にできれば。
ここ数年は人生を折り畳むことを以前よりはるかにリアルに感じ、行動に移そうとしている。
いつか歳をとったら、じゃなく、既に歳をとったのだ。それも、20や21のころに思い詰めてた「既に歳をとった」気持ちを鼻で笑うほどに、自然に肉体が衰え死に導かれることさえ可能な時期にきたのだ。 だんだん始まりからより終わり尽きるほうが近くなるにつれ、1回の食事、一日の始まりが、貴重なことになる。昔、新聞コラムで読んでいた「あと何回の晩餐」、 歳をとって堂々たる大人の死への余裕に憧憬を覚えた。まだ早い、と鼻で笑われるだろう、けれど、微妙な頃かもしれない。年老いた振りをしてもちゃんちゃらおかしい20代の頃と違って、背伸びして年寄りの仲間にはいろうと思えば最年少の年寄りとして迎えられることも可能な年代である。 もう無理なことが「いつか」じゃなくて一日ごとに決定さらえていく。あと3年で何ができるか。あと7年で何ができるか。
今日は91歳になる恩師であり小学校の先輩である先生との月例会である。


...a day before.....*+*+*+*+*....a day after.....