***29.dec.2005
夕方まで、待って待ってーと猛ダッシュで仕事して、といってももう関係各所が休みに入ってしまって動かせないことは如何ともしがたく、夕方ぎりぎりに打合せして、年越しの許可をいただく。なんてこったい。
夕方過ぎに、NY・ESSO Galleryのナタネさん、TAPリーフレットを書いてくれたノゾキさん、Loreal A&S,Fのワタナベさんがうちのスタジオに集まって、temperamentとLcsのプライベート・ショウでやんやかやんやか。ノゾキさんの文章の英訳ができて、ナタネさんに英訳をお願いしていた私のネンブツについて、英語に翻訳できるよう、意味の理解のキャッチボール。 昨日、出張先で購入したりいただいたりした明太子各種とバターをからめたソースのパスタとアンチョビのパスタ、十穀米にそのまま明太子、安物のキャビアとチーズ、何か並べておいしかった。白ワインもいいけど、やっぱ、熱いお茶ですかね。で、あまり私の頭は着地していなくて、例のごとくかなり支離滅裂なアーティストトークになっていたんじゃないかと思う。
その晩反芻したのだけど、その支離滅裂な不時着性というのは、言葉が正確に届いていないか、仕事のほうが思考に追いついていないか、いずれにしても、ちょっと足並みが揃っていないせいじゃないかと思い至った。過不足なものは何だ?
先週のロレアルのワークショップで世界を翔るキュレーター長谷川女史の圧倒的な言葉のキレに感服したところ。かつてアールヌーボー時代のポスター画家の技量(何でも描ける力量)に心が震えたけれど、今回は、何でも言葉で絡めとって論理的な編集を加えてリ・プレゼンテーションできる凄みを感じた次第。また同時に、世界を翔る建築家妹島女史の言葉にしない余白に清々しさを感じ入ったところ。 いずれにせよ「伝える」武器の切れ味よろしく、手塩にかけている証。で、錆びかかってる自分の知性だか何だかをデトックスしなきゃならないわけです。でもデトックスって、要は排泄。だから、排泄と熟成を絶妙な時間差でやらなきゃいけないわけです。

before.....*+*+*+*+*....a day after.....