***01.nov.2005
朝、眠りの淵から意識が浮上してメダマの動きを自覚したとたん激痛。薬をさそうと無理矢理こじ開けようとする手と、警戒して抵抗するまぶたが葛藤する。その中でメダマがまだゴリゴリ、砂か粗塩をもみ込まれるように痛み、おののく。立ち歩いて動作するのも危うい。しかし、どうしても今日入稿せねばならない仕事があり、何とか椅子に座ることは出来たので、指で片目をこじ開け、ふたたび突っ伏し、を繰り返しながら何とかこなして精魂尽き果てる。
夜、もう一度病院へ連れて行ってもらう。もう、少しは目を開けられるので、昨日、本物の犬のように見えていた置物の犬は間違いなく置物の表面をしているのだけど、昨日この犬をなでて指で凹凸を確かめたのはひとときのなぐさめになったから、昨日はありがとう、と思う。置物の犬なんて何だっていうんだろう、と思っていたけど、置物の犬がとっても大事な役割を持っていることがわかったんだ。

...a day before.....*+*+*+*+*....a day after.....