***18.july.2005
OOOデビューの日、ひかり祭り3日め、三連休の最終日、海の日。
群青の空に星が鮮やかに光る会場から真夜中の高速道路を走って、夜明けの街へ。
朝5時、朝日はすでに白々として、夏至を過ぎて一ヶ月近くになるけれど夏の朝は早い。
レンタカーを借り、オルガンを積んでメンバーと、朝8時半に会場入り。
ほんの数時間前までざわざわと人々がいて夜の灯りが踊っていた校庭に、すでにたくさんの人々が出てまったりとした時間に漂っている。
校舎の中でオルガンのリハーサル。
控え室にしていた2年生教室から職員室前にオルガンを運び出すのを別のグループの出演者の方々が率先して手伝ってくれた。職員室前に寝床を作っていた炭焼きの山岸さんは快く場所をあけてくれた。
出演メンバーは7人で確定し、初めて通し稽古をする。
時間感覚を一致させるのが結構難しくて、音楽にのめり込むほど自分のペースになってしまって、すぐにばらける。はじめは指導や質問の会話が飛び交い、やがて一言も喋らずオルガンだけが聞こえる。
その後、PAさんと打ち合わせして、ステージにオルガンを配置するとき、全体をみる舞台監督不在の中、ふたつあるステージのセッティングで行き違いがあり困ったけど、みんながお互いに少しづつ譲って結果オーライ。ステージを移動してくれたドレッドおじさん(レッシーさんだったかな)、作業中だけどステージ使っていいよと言ってくれた美術装飾の方(お名前ききそびれた)、校舎からオルガンを運び出してステージにあげるのを手伝ってくれた、誰とも名乗らない、その場に居合わせた人たち。みんな、ありがとう。みんな、これぞ「玉のような」汗が噴き出しぽたぽたと垂れながら。
ひかり祭りに来る人たちは、みんな、陽気で優しいです。
一台づつサウンドチェックして、一旦ステージを降りる。
一台に一式のマイクセットなので間違えたらばれるなあ。
もう真夏の太陽がじりじりと地面を焼き、飲み物屋台は長蛇の列。
去年の反省から飲食屋台を増やしたのは大正解。
かき氷をほおばりたかったけど、スタンバイの時間になり、ステージに上がる。
演奏の前にMCをせよ、というので、OOOと今日の演奏題目、演奏者を紹介した。
演奏はーーー、緊張して譜面読み飛ばしたり間違いもいっぱい、だけど、最終章に入った時には、まだ終わりたくない気持ち。ステージのふもとをみると、何人かのひとだかりがじっと聞いていて、拍手をくれた。
これは自分たちとオルガンのためにやっておきたかったことだから、ひかり祭りの演目の中ではかなり特殊な存在で、ここに集まった人たちのフィーリング(ちょっとゴア・トランスっていうんでしょうか、ヒッピー・カルチャーのような、、、)と合うかどうかは出たとこ勝負だったけど、、、、いろんなひとが聞いてくれた。みんなが、学校に残されたオルガンのこと、思い出してくれるといいと思う。
再び、玉のような汗をこぼしながら、校舎2階の、もとあった場所にオルガンを戻す。
木造の階段を一歩一歩、オルガンを担いで上がる。オルガンを鳴らすのも、運ぶのも、人間の力でしていること。人間は疲労する。人間の力でできることの単位と範囲を実感する。
すべて片付けた後のスプライトがおいしかった。
屋台の甘口カレーもこういうお祭りならではの優しい味がした。
24時間借りていたレンタカーを13時間で返したけど400円戻してくれただけだった。。。
笹塚まで歩いて、「カレーの海賊」というお店発見。とりカツ海賊カレーとサラダを食す。

...a day before.....*+*+*+*+*....a day after.....