***01.july.2005
ワタリウム美術館『temporay Immigration つかの間の日常に』
Beat Zodererさんの作品が、ことごとくツボだった。今回の参加アーティストはすべてスイスからの来日。いろんな色の毛糸を結んだのは結び目がいとおしく、まるめたのもかわいい。ベアートさんの作品に使われている事務用シールはドイツで売っているものなのだそうだ。
そう、この事務用シール結構好きで、特に、KOKUYOのみたいなつやっとして高品質な感じのじゃなく、100円ショップで売ってる安かろう悪かろうな感じのがいい。発色があまりよくなく、ともすれば褪色したかのような、しかも厚みのない紙で。
そういうのがかわいい。で、ベアートさんの作品は、実に巧みに、センス良く、それらで埋め尽くされた、大きさも、A4くらいなのがすっごくいい。おうちに飾っておきたいなあ。…でも…いや、値段なんか気にしないでそのセンスに敬意を払いたいな。
よく、気に入った作品があっても高くて手が出ないから、あるいは、自分でもできそうだから、って、真似して作っちゃう人いるでしょ、そこにきちんとした一線がひかれていればまだいいんだけど、何だか、自分の作品だみたいに発表しちゃう人いるでしょ。
でもたぶん、なにかがちょっと違っていて、その、違うのは何か、ってことがわかっていない人が、自分の作品にしちゃうんだと思うけど。長い目でみて人類の資産だからいいのかもしれないけどさ。
ここでちょっと考える。ずっと、考えてもうまい答えがみつからないこと。それは、ちょっぴり、私自身にも、私をわかってちゃん、が棲んでいるからだと思う。自己主張や所有欲、そのほかのモチベーションを支える欲というものを捨て切れてはいないってこと。
私のルーシーもそう、あれは方法論だから。この前、江渡さんと話していた、ソフトウエアの著作保護について盛り上がっていたのはその辺のこと。オープンソースって、なんか、はじめと最後は結局心の持ちようなのかなと、思うしかなかったりする。あんまり頻繁だと思考停止しちゃうのね。
それより次のこと考えていた方が人類の資産拡大には有益なわけだし。ビジネスモデルは表出するからもっと厳しいのかな。が、自由恋愛の世の中に結婚という契約が多少の規律を与えているように、ルーシーも保護はしているけどね。まあ、それでも世の中から嘘と浮気がなくなることはないし、誰の心にも闇はあるし、でもその愚かさ、滑稽さが人の世のかわいいところなんだろうな。
...a day before.....*+*+*+*+*....a day after.....