***10.sep.2006
お誘いがあって新宿のJazz club/DUGにトリオを聞きにいく。
帰宅して[北大路魯山人の生涯](NHK・1987)を見る。番組の主旨とは別に、歳を取ってから何ができるか、歳をとるまで何ができるか、のひとつの手本とみる。
Jazzの間合いは心憎くスカしていて優しく無関心で、身を委ねてしまえば心地よい空間だったけれど、魯山人の番組内に挿入されていたbetty blueのテーマに耳が引き戻されてしまった。ここで使われている音楽が自分の80年代の好みと重なり合い、コーラスとフランジの彼方にあるような廃墟で聞くピアノのような、とか、さまようリフとか、そうだったね。
料理が盛られて完成する景。
人は盛られたはずの料理の不在を知らない。
不在であることの気概を。

...a day before.....*+*+*+*+*....a day after.....