***19.nov.2005
朝が始まる前の空、朝が始まったばかりの空、うすい水色にピンク色の雲が浮かんで、今日もいい天気。レンタカーを借りに行った頃には雲は白くなってた。
東名高速は快調で富士山が悠々と見える。何度みても富士山はほかのどの山とも違う、なだらかな裾野から冠雪した頂上まで、いい眺めだー。
音羽蒲郡ICで降りて国道1号線を走る、途中にレストランか何かあるだろう、と思ったら、大型トラックが集合する「まんぷくレストラン/デコデコ」ってとこがあったのみで、それを見送ったら結局搬入時に行った、大学のふもとの「バイシャンタン」ラーメンまで何もなかった、のでふたたびバイシャンタンで辛味噌葱麺。
山の上の会場に着くと旧知の人らが来てくれていて、学生さんや出品作家の方、知人や先生方を前にお話。
お話後、きびだんごの差し入れで軽くお茶。
夕陽が傾いてくると、三河から名古屋へ連なる平野はきらきらしはじめる。岡崎市立歴史博物館がとてもいい場所だ、ってきいたのでちょっとドライブ。なかなか訪れる機会がないまま何年も経ってしまった。優しい丘陵のような山の上にガラスの建物、それを囲む前庭には一定間隔の時間に蒸気(というより水しぶき)が吹き出す石のくぼみや鉄を繋ぎ合わせた四つ足のもの、ただ、そこにあるかのようなスクエアな木のステージ、どこまでも続くかのような緩やかな坂の先には平野のきらめく夜景。ふたつの建物が見下ろしている大きな池、池から立ち上がるかのような紅葉した山の木の葉の影にちらりとお堂の屋根が見える。
「田中吉政とその時代」展をやっているんだけどガラスの現代建築にちょっと違和感、だけど、そういう展覧会がこのハコに収まっていることがいいなあーっと思う。グランドフロアにある情報コーナーは内田繁さんのソファとチェア、家具で設えられていた。そういえば数年前に椅子展があったのはここか。
昨夜は2時間しか寝ていなかったので、心地よいソファの背に顔をうずめてしばしうとうとする。
18時にギャラリーに戻って他の人の作品をわりとゆっくり見た。それぞれに魅力的。展示期間は5日間、学校が賑やかなのは金曜まで、便利な立地じゃないけど、見てくれた人の心に何らか留まるといいと思う。
撤収後、近所の「かつや」でみそかつ定食を食べながら、話が続く。なかなか楽しいひとときでありました。

...a day before.....*+*+*+*+*....a day after.....